ドスドス歩く女

 ウマの合わない客、いけ好かない客、はっきり言って嫌いな客、は、いる。

 ささいなことなのかもしれないが、この前、案内した部屋の中を、ドスドスと歩く女がいた。踵からドスドスと。無神経な女ってホント嫌いだ。

 部屋探しはけっこう疲れる。またはパートナーと意見が合わなかったり、なんだか虫の居所が悪かったりなのか、部屋探し中に不機嫌になる人、たまにいる。

 その女も不機嫌オーラを撒き散らし、そのうえ態度にまで現してドスドス、ドスドスと歩き回っていた。部屋もどうやら気にいらなそうだ。

 そうそう、なにかにつけてマイナスの、否定の言葉ばかり発する人っていうのも、気分が悪くなる。いやっそぉ〜な顔して「ありえない」とか、そういうのは何故か女性ばかりなのだけど、そういう美しくない態度を見ると腹が立ってくる。せっかく女に生まれたんだから、もっと優雅に生きようよ。下品な女っていうのは、存在自体を否定したくなってしまう。

 そんなわけで、そのドスドス歩く女、営業としては失格もいいとこなんだろうが、さっさとお帰り願うことにした。けっきょくそんな客を仲介しても、その後の書類のやり取りとかで気苦労があったり、騒音の苦情なんかがきかねない。

 お申し込みをもらったらハイそれまで、ってな仕事じゃないんだから、やっぱり客はある程度選びたいという本音はある。それを許さない、数字至上の会社の主義はあるけれど。ま、そのくらいのささやかな謀反くらいじゃ、もう溜飲はさげられないほど嫌いなんだけど、会社のこと。


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  1. 2007/03/09(金) 22:55:32|
  2. 仕事(賃貸住宅仲介業)
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まだまだ青くてね

 オンナ三十三にしてまだまだ青くて、自分でも嫌になってしまいますよ。いや、実はついこの間就職したばかりなんですが、今の会社のポリシーというか、性根というかが気に食わず、ただいま退職を考えている次第で。

 今の会社の嫌な点というのは、商売に意地汚いところと、数字至上主義なところ。羅列すると↓こんな感じ。

 1.ワインや広告を売らされる(昔は癌保険まで売らされていたらしい)
 2.とにかく客を騙してでも申し込みを取らなくてはいけない社風
 3.とにかく大家を騙してでも家賃を値下げさせなくてはいけない社風

 はいはいはい。ワインに広告、癌保険、賃貸住宅仲介業なのに、なんのことやらでしょ? なんか関連会社にあるらしいのですよ。ワイン輸入業社が。それが年2回、お歳暮の時期とお中元の時期に、営業マン1人5本のノルマで、1本1万円もするワインを売ってくれというわけだ。関連会社の商品だからぜひ買ってやってくれ、という話しならわかる。そういうのは他の会社でもあったから。違うのだ。買ってやってくれでなくて、「売れ」なのだ。売ってやってくれでもなく。

 ちなみに誰にそれを売るかというと、取引をさせてもらっている家主さまなのだ。ワインなんて飲まないしという高齢の家主さまに対してでも、ぜひ付き合いで買ってくれというのだ。わたしにはそんな卑しい商売はできん。そして、不幸なワインがたくさん生まれているだろう状況にも我慢ができん。

 神戸で飲食に関わっていたころ、また食事に行ったお店のスタッフたちの話しでも、もっとお客さんにワインを飲んでもらいたい、ワインの美味しさを知ってもらいたいと、どの店でも努力と工夫を重ねていた。そうやって、マスコミに踊らされるでもなく、一過性のブームにするでもなく、草の根運動的に徐々にワイン好きが増える喜びをみんなで味わっていた。そんな状況を知っているわたしが、こんな商売をしちゃあいけないだろうと思う。本当は願わくば、こんな商売のやり方を潰せるくらいの力を持てたら、それが一番いいのだろうけど。

 ワイン販売カタログかなにかがあって、さまざまな種類のワインを数千円のものから購入が可能だったら、ぜひ一度こんなのを飲んでみてくださいと、お店で人にワインをすすめるときのように販売ができただろうに。そうしたら、ここまで苦しんだり嫌ったりはしなかったと思うのに。せいぜい8種類くらいの、しかもすべてニュージーランドの8千円から1万円超の赤ワインのみの販売なんて、ほんまありえへん。

 おい、こんな商売をさせている輸入業社よ。お前らそれでいいのか? ちなみに、その輸入業者がまた、大阪の会社というのが気に入らんし。大阪人、商魂たくましいというのは有名だけれど、それ以上に、食に対して愛と誇りを持っていると信じていたのに。

 ちなみに、うちの営業マンに無理やりワインを売らせるという方法で、この輸入会社はどれだけの利益を得ているのだろうか。そしてそして、ワインを売ったからと言って、営業マンには特にバックなどがあるわけではないのだが、その裏でうちの会社はどれだけ副収入を得ているのだろうか。そんなことを考えると本当に嫌になる。

 広告や癌保険というのも根っこは似たようなもの。広告も年2回、関連会社の賃貸情報誌に名刺大のご挨拶広告(3万円〜)を載せませんか?と家主さまにお願いするのだ。

 こんな商売、自分がとっても下賤の者になったかのような気がして本当に嫌だ。これを青いというのか?プライドが高いというのか? 持って生まれてしまった性格だ。甘ったれと言われようが、辛抱が足りんと言われようが、さっさと辞めて相思相愛でいれる会社を探すぞ! あ、2と3についてはまた今度。


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  1. 2007/03/08(木) 16:12:56|
  2. 仕事(賃貸住宅仲介業)
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井戸の「井」に井戸の「戸」

 うちの職場に天然をぶちかます子がいる。真面目でいい子で、大学も良いところを出ているのだけど、たま〜にクリティカルヒットな天然をぶちかましてくれる。それはもう、3週間は思い出しては、声に出して笑えてしまうような。

 夕べのヒットは、電話でお客さんにある物件の場所を説明するに、最寄のバス停名を告げていたときのこと。

 「井戸窪」というバス停があります。井戸の「井」に井戸の「戸」・・・。

 後ろでみんな大爆笑。夜、家に帰る道すがら、思い出しては独りケラケラ笑うアブナイ人になってました(笑)。

 もう一つ、ちょっと前のヒットも。

 昨年子供が生まれて、現在奮闘中の新米パパが、夜泣きがひどくて困ってる、なにかいい方法はないかなぁともらしたときのこと。

 ガムテープ巻いちゃう?

 なかなかブラックな天然も冴える子です。新米パパはただただ脱力。わたしはその日も夜道でひとりケタケタ笑うアブナイ人になってましたとさ(笑)。

☆笑いは健康にもいいらしいよ☆



  1. 2007/03/08(木) 13:30:01|
  2. 仕事(賃貸住宅仲介業)
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ゲンキンなやっちゃ

 昨日あれだけ↓↓オチオチ↓↓な記事をあげたばっかりなんですが、今日ひさびさに1件お申し込みをいただいたら、ケロっとニコニコの元気になっちゃいました♪(笑)

 いや〜、実は昨年末に引き続き、仕事はじめの昨日も、ひとり成績振るわず落ちこぼれ気味だったので、その鬱憤がたまっていたようです。まったくそんな自覚なく、落ち込みの原因も自分でわかってなかったのですが、そういえばわたしってば負けず嫌いなんでした(笑)。

 負けず嫌いのくせにプレッシャーには弱かったりするもんだから、なかなか上々気分は長続きしませんが、まあ、仕事の憂さは仕事で晴らせということだな、うん。

 ところで、わたしの気分を回復させてくれたそのお客さん、思わず素で「過保護ですねー」と言ってしまいそうになるくらい過保護なお母さんと、その息子さんとお父さんでした。うちはホント放任主義な家だったので、過保護など縁遠くて、それを目の当たりにしてしまい、まあ、一言で言ったら「うざっ!!」でしたね(苦笑)。

 今春から実家を離れて大学に通う息子さんのためのお部屋探し。とにかく大学に近い場所、築5年以内、金ならいくらでも出すぞー、というような条件で、いくつか物件を紹介しました。んが、直線距離1kmでも「遠い!遠い!」と却下。1階は日当たりが悪いと却下。4階建てマンションはエレベーターが無いと却下。もう紹介できるお部屋、ありませ〜ん。

 そんなキョーレツな個性のお母さんに、お父さんと息子さんともども振り回されて、それでもニコニコ相手をして、ああ、因果な仕事だなぁ営業って、なんて思いながらも、なんとか説明したり説得したりで、2件ほど気に入っていただけるお部屋が。で、その1件でお話しがいい方向にまとまったので、落ち込んでいたわたしの気分も回復したのでした。めでたしめでたし・・・でいいのか?( ̄_ ̄;)

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  1. 2007/01/05(金) 21:51:46|
  2. 仕事(賃貸住宅仲介業)
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大家さん、わたしたちこんなことをしています

その1 物調編

 もう何十年と大家さんをしている大家さんたちに、わたしのような入社数ヶ月のものが、こんな話をするのはなんですが、意外に仲介業者がどんなことをしているのかご存知ない大家さんも多いような気がしたので、このたび筆をとってみることにしました。

 もちろん不動産会社や仲介業者は山ほどあり、それぞれにやり方や考え方は違うでしょうが、わたしは今の会社しか知りませんので、今就いている職場でのお話しをしますね。

 まず、大家さんとの最初の出会いは、電話や飛込みで、「うちにも大家さんがお持ちの物件を紹介させてください!」というお願いをすることからが多いと思います。これを当社では「物調」と呼んでいます。物件調達の略です。

 当社は、建設から管理までというような業者ではありません。親会社や関連会社が建てた物件だけ扱っているような業者でもありません。だから、大家さんたちが個人で建てたいわゆる一般物件というものを仕入れなくてはいけないのです。

 でも、仕入れといっても大家さんにお金を払うわけではないところが、この業界のおもしろいところでもあるかと思います。逆に紹介させてもらう物件に客付けした暁には、大家さんからも成功報酬をいただこうというのですから。なんて濡れ手に粟みたいな商売なんだろうと思いますよね。

 ただし、大家さんとしても自分たちだけで入居者を見つけるというのは不可能に近いでしょうから、まあ、もちつもたれつというところでしょうか。

 なんて言いつつも、ここだけの話し、実は大家さんに機嫌を損ねられるのが一番恐いことでもあるのです。だってせっかくの物件をお客様が気に入ってくださっても、大家さんにそっぽを向かれてしまったら、うちには一銭の儲けもなくなってしまううえに、会社の信用問題にもかかわりますから。

 大家さんにも色々いるんですよ。成約が決まったとたん仲介業者に払う広告料が惜しくなったり、大手企業に勤めているような人しか入居を認めないと言ってみたり。おっと、こういった話は今後、こんな大家さんは嫌われるぞ編でも作ってお話ししていきましょうか(笑)。

 そんなわけで物調の話しをもう少々。当社は全国的にはわりと有名な賃貸住宅仲介業者ではあるのですが、当店があるところはなんと言っても神奈川の田舎。また誕生1年という若い店でもあるので、年配の大家さんたちの多いこの地域では、新参者はまだまだ無名もしくは訝し者。とにかく大家さんを探しては、お願いをしてまわるしかないのです。

 さて、ではどうやって大家さんを探すのかというと、これは色々。だいたい明細地図などでエリアを決め、そこをしらみつぶしに歩いて片っ端から賃貸物件をチェック。カーテンの有無やガスメーターで空室を見つけます。空室を発見したら、そこの住人や近所の人に大家さんはどこのなんという人かを訪ねます。なかなかすぐに判明するものではありませんが、この方法でもそこそこ大家さんにたどり着くことはできます。

 または、コーポ鈴木なんていう物件名のときは、地図で近所の鈴木さんを見つけます(笑)。だいたいどんぴしゃで大家さんご本人の家か、親戚づてに判明することがあります。そうそう、大きなお家はだいたい地主さんだろうからという理由で、物件チェックなどをすっとばして、とにかくでかい家に飛び込みをしている、なんていう営業もいるらしいです。

 あとは、地道な聞き込みで大家さんが判明しなかった場合は、物件の地番(住所のようなもの)から謄本をとって所有者を確認します。こうやって、まずは大家さん探しをするところからスタートします。決して大家さんの裏リストなどを購入してなんてことはないんですよ(笑)。

 大家さんが判明したら次は電話や訪問で紹介させてもらえるようお願いをしていきます。でも、だいたい一発OKなどくれないものです。大家さんは年配の方が多く、昔ながらの付き合いのある不動産屋にまかせてあるからと言うのです。きっとその心は、保守的な感情と、新しいものとの出会いは何かと面倒くさいからという気持ちがまず出るのだと思います。

 ただし!昔ながらのやり方で入居者を見つけること、物件の空きを減らすことは、最近は非常に難しくなってきているようです。だいたいみなさん2,3件の仲介業者に募集の依頼をしているというのが現状でしょう。募集をかけるだけでは、費用は発生しません。客付けしてはじめて大家さんから成功報酬をいただくのです。競合させることで、昔なじみの不動産会社に、申し訳ないような気持ちになってしまう大家さんの優しい気持ちはわかります。ですが、空室が多くなればなるほど、期間が長くなればなるほど、大家さんにとっても痛手のはずなのです。といった感じに、最初難色を示された大家さんたちも、何度か訪問をしたりしながら口説き落としていくのです。

 こんな風にして、大家さんの首を縦に振らせたところで物調は成功となります。その後は、当社で物件を紹介させてもらえるという契約書にサインをいただき、いざ入居者の募集開始となります。

 ちなみに、こちらから大家さんのほうにお願いにいかなくても、たまに大家さんのほうから、御社にも入居者募集をおこなっていただきたいのです、と訪ねてきてくれることもあります。ありがたいことです。

 なんでも、うちの会社の成功報酬は、昔ながらの不動産屋さんに比べて少々お高いようですが、それは仲介手数料を、きちんと入居者さまと家主さまと半々でいただいている上に、通常のいわゆる広告料がかかるからなのです。しかしこれも、一昔前までの貸し手市場で、入居者様からのみ丸々家賃の1か月分の仲介料をいただく、というようなことが通じなくなってきた現在では、当然の流れといえるのかもしれません。かつ、「仲介」という名目では、双方から手数料を頂戴するのは法的にも正しいことなのです。

 それと、大家さんたちみなさんが嫌がる「広告料」というものについては、雑誌やインターネット(いまではインターネットなくして集客はできません!)に、物件情報を載せて幅広く募集をかけているので、その必要経費なのですョ。どうぞご納得くださいね。

 さてさて今度は、いざ入居者の募集をさせていただけるようになったその後のお話をしていきますね。けっこう色々なことをしているんですよ、わたしたち(笑)。

↓賃貸住宅情報誌はその地域に行かないと買えないけど、
↓インターネットでの物件検索は全国どこでもどこからでも。





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  1. 2006/12/18(月) 17:36:50|
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